毎年のようにヒット作が飛び出し、ますます盛り上がりを見せるゲーム業界。ゲームといえば昔はゲームセンターでプレイするものでしたが、今では家庭用ゲーム機やスマホなどゲームを楽しめる環境が広がり続けています。
こちらは、ゲームの市場規模推移を示すグラフです。ごらんのように毎年右肩上がりの成長をしていることが分かります。
集計期間:2009年12月28日~2019年12月29日(※2020年5月時点での情報に基づいて作成)
ゲームが大好きで、ゲームを作ることを仕事にしたいと考えている人が目指すべき職業は、ゲームクリエイターです。しかし、ゲームクリエイターといってもどんな仕事をしているのか、どんなスキルが必要なのか、そのためには何を勉強すればいいのか…次々と疑問がわいてくることでしょう。
今回は、ゲームクリエイターになるには何が必要か、3大必須スキルに絞って解説し、それをマスターするための方法についても紹介します。
目次
ゲームクリエイターってどんな職業?
ゲームクリエイターはゲームを制作する仕事、このこと自体は間違いではありませんが、ゲームクリエイターはとても幅の広い職業です。というのもゲーム制作にはとても多くの専門職が関わっていて、それぞれの専門職が能力を発揮することによってひとつのゲームが創り上げられていくからです。
「ゲームクリエイター」と呼ばれている人たちには、以下のような職業が含まれています。
・ゲームプロデューサー(ゲームを企画して世界観を作る人)
・ゲームディレクター(ゲーム制作の現場を統括する人)
・グラフィックデザイナー(背景やキャラクターのデザインをする人)
・プログラマー(企画内容を形にするための開発作業をする人)
・サウンドクリエイター(BGMや効果音を制作する人)
・シナリオライター(ゲームの世界観やストーリーを作る人) など
それぞれ細かく役割が分かれていますが、クリエイターによっては2つ以上の役割を兼任することもあります。どの職業にも共通しているのは、開発環境であるコンピューターを駆使してゲームを制作していくことです。
ゲームクリエイターになるには欠かせない3大必須スキル
どの分野のゲームクリエイターになるかによってスキルは細かく分かれますが、最低限必要な3大スキルがあります。それは、以下の3つです。
①プログラミング技術
ゲームの企画やゲーム性を形にするためには、プログラミングが必要です。ゲーム制作にはC言語やPython、JAVAといったプログラミング言語がよく用いられているので、こうした言語を駆使してプログラムを「書く」スキルが必要です。
②ゲーム制作エンジンの操作技術
ゲームの制作を支援する開発エンジンとしてUnityやUnreal Engineなどがあります。現在のゲームはほとんどがこれらの開発エンジンを利用しており、開発の現場で即戦力となるためにはこれらのエンジンを使いこなすスキルが必要になります。
③ゲームを生み出す総合的な発想力
ゲームはクリエイターのひらめきや発想から生み出されます。今までにないゲーム性や世界観を世に送り出して大ヒットとなったゲームは数えきれません。ゲームクリエイターになるには、新しいもの、面白いものを生み出す発想力が不可欠です。
ゲームクリエイターになるためにあると有利なスキル
ゲームクリエイターになるために必要な3大スキルの他に、あるといいスキルもがあります。これらのスキルがあると、ゲームクリエイターへの道のりがより現実的になります。
コミュニケーション能力
ゲーム制作の現場ではさまざまな専門職が集まって仕事をしています。良いものを生み出すには、これらの専門家たちがしっかり意思疎通をして連携することが欠かせません。コミュニケーション能力があるとやり取りが円滑になりますし、キャリアアップしてゲーム制作を統括する立場になるには必ず求められるスキルです。
英語力
近年のゲームはグローバル化しています。世界に向けてゲームをリリースするだけでなく、開発環境も多国籍化しています。グローバル化が進んでいる業界だけに英語力があると、より有利になります。
ゲームが好き!という強い思い
ゲーム制作は、時には体力勝負になります。そんな時にモノを言うのは「ゲームが好き!」「まだないゲームを世に送り出したい!」という強い思いです。これはゲームクリエイターに限らず、モノづくりをする職業に共通で求められる資質でしょう。
3大スキル+αを効率よく学べる専門コース
ゲームクリエイターになるために必要な3大スキルと、+αとしてあると有利なスキルを紹介しました。これらのスキルがない、あっても自信がないという人も心配無用です。これらのスキルを効率よく学び、卒業時には即戦力になることができる専門コースがあります。
大阪アニメ・声優&eスポーツ専門学校には4年制の「ゲームクリエイターコース」があります。本コースでは1年次の基礎固めから始まって2年次の応用、3年次の実践、そして4年次には即戦力として活躍できるだけのスキルを身につけることができます。もちろん、ここで紹介した3大必須スキルもすべて含まれています。
講師は全員が現役クリエイターとして活躍しています。経験に基づいた知識と実践力を学び、「ゲームクリエイターになった自分」を意識しながらの4年間は、ゲームクリエイターになるための最短ルートです。
また、スマホゲームなどのクラウドゲームに特化した3年制の「クラウドゲームクリエイターコース」やゲームキャラクター制作に特化した3年制の「ゲームキャラクターデザインコース」があり、「ゲームが好き」という皆さんの思いを仕事にできるコースが充実しています。
デジタルデザイン
テクノロジー科
4年制
e-sports&
ゲームCG科
3年制