アニメは日本が世界に誇るポップカルチャーです。
2020年の時点で日本のアニメ市場は約2兆4,000億円。前年より少し減ってもこれだけの市場規模※なのですから、まだまだアニメーション業界は日本を代表する成長産業です。
※https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211117/k10013352041000.html
引用元:アニメーションビジネス・ジャーナル
そんなアニメーション業界には、たくさんのプロがいます。アニメ監督やアニメーター、キャラクターデザイナー、作画監督、背景美術・・・などなど。これらの職業はどれもアニメ制作に欠かせない専門職です。
これからアニメーション業界で活躍したい!成功して有名になりたい!そんな思いをカタチにするためには、何が必要なのでしょうか。
アニメーション業界の構図と制作フロー
アニメーション業界には、大きく3つの当事者企業があります。それぞれ3つの当事者は以下のような流れでアニメーションの制作フローに関わっています。
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①テレビ局や映画会社
アニメ作品を発表するのが、テレビ局や映画会社です。アニメ制作を専門的に手掛ける制作会社に発注をして制作を依頼します。
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②アニメ制作会社、プロダクション
テレビ局や映画会社などからの依頼を受けたアニメ制作会社が、具体的な制作を行います。そこで制作されたアニメ作品を、テレビ局や映画会社など公開・発表をする企業に納品する流れになります。しかしアニメ制作会社も自社だけですべてを完結しているわけではなく、細かい部分は外注の会社に制作を依頼します。
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③それぞれの専門分野を担う会社
背景や音響効果、キャラクターデザインなど専門性の高い会社に発注をして必要なコンテンツを揃えていきます。それぞれの分野に特化した会社があるので、アニメ制作会社はこういった外注の会社を活用してアニメ作品を作り上げていきます。
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これが「アニメーション業界」の全体像ですが、現場でアニメ制作の仕事をしたいと思う人が目指すのは、アニメ制作会社やそれぞれの分野の専門スタジオでしょう。こうした会社ではアニメ監督やアニメーターなど、アニメ制作の中枢を担うようなプロが活躍しています。
アニメーション業界のキャリアアップ
アニメーション業界にはたくさんの専門職がありますが、最終的にはアニメ監督やプロデューサーといった統括的なポジションを目指すのが一般的です。最初は現場を経験して1つずつポジションを上げていく必要があります。世界的に有名なアニメ監督といえばスタジオジブリの宮崎駿監督だと思いますが、宮崎監督も最初は1人の作画スタッフであり、漫画家でした。最初は動画や原画を作成するスタッフからスタートして、そこから作画監督や演出、そしてアニメ監督にステップアップしていくのがアニメーターのキャリアアップです。
もうひとつ、制作進行のキャリアアップもあります。これはアニメ制作全体の進行管理などをする職種で、現場の進行管理からスタートして、アニメ制作のマネジメントなどからキャリアップし、最終的にはプロデューサーに出世するコースです。
制作現場と進行、そしてその両方からのキャリアアップといったように、アニメーション業界はとても幅広い業界です。
最近のアニメーション業界の動向と今後必要になるスキル
アニメーション業界の歴史は古く、私たちはそれぞれの時代の大ヒットアニメを見ながら育ってきました。そのためアニメーション業界はすでに職種のすみ分けや業界の大手と呼ばれるような制作会社もあるため、業界としてしっかりと確立しているといえます。
そんな流れの中で見逃せないのが、デジタル化です。すでにアニメ制作はデジタル技術がなければ成り立ちません。かつてのアニメといえばセル画に描いていくスタイルでしたが、今ではそれがデジタル化されています。CGを主体に制作されるアニメも珍しくなく、以前はできなかったような演出や効果も目を引くようになりました。
これからアニメーション業界で活躍するには、どんどん進むデジタル化に対応できるスキルが必須です。
アニメーション業界で活躍する最短ルートを選ぼう
アニメの世界で夢を実現させたいと思う人が目指す職業は、さまざまでしょう。アニメーション業界にはたくさんの専門家がいて、それぞれの職種に向いている適性もさまざまです。しかし、どの職種を目指すとしても「アニメの世界」で通用する人材になるためにはアニメ制作を知り、構想をカタチにするスキルが必要です。
これを効率よく身につけるには、専門学校のアニメ制作専門の学科が最適です。大阪アニメ・声優&eスポーツ専門学校は、校名に「アニメ」とあるように、アニメ制作を目指す人のための学校です。3年制の「アニメーション制作コース」は本格的なアニメ人材を養成するためのコースで、アニメ人材には必須となるアニメ制作の基本とデジタル技術、そして作画やデッサンの能力を体系立てて学ぶことができます。さらにピクサーやディズニーなど世界で活躍できるアニメ人材を養成するため、3年制「アニメーション制作コース」に3Dアニメーション技術と英語のカリキュラムが加わった4年制の「デジタルアニメーションコース」もあります。両コースともに、有名なアニメ作品に関わっている現役プロの講師陣が皆さんをバックアップします。プロになるには、すでに成功しているプロから学ぶのが一番。
在学中に実際のアニメ制作プロジェクトに参加する機会もあるので、卒業時には「実務経験者」となっていることを目指してアニメ人材の理想的なスタートを切ることができます。
アニメ総合
テクノロジー科
3年制
デジタルデザイン
テクノロジー科
4年制